脳出血で倒れてから5年半。片麻痺は個性の一部になったようだ。今は、老をいかに生きるかに焦点が移っている。


by satarou22

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片麻痺と仲良く

片麻痺は、出血の部位やその程度によって、症状が大きく違う。それ以上に、倒れた年齢によって、リハビリに対する考え方も大きく違っているようだ。
若い人は、時間があるのだから、「片麻痺を治して何かやる」の「治して」方に重点を置き、必ず改善すると信じて、あきらめずにコツコツと努力するのが良い。
が、 50歳台後半以降で、倒れた場合、片麻痺の障害と老化による体力の低下のダブルパンチを受けることになる。リハビリの面から見ると、リハビリによる手足の動きの改善、体力の増強と、老化による体の機能や体力の低下の微妙なバランスの上で、リハビリを行うことになる。
したがって、私の場合は、時の経過とともに「片麻痺を治して何かやる」の「何かやる」の方へ視点が移ってきて、今はもう「片麻痺と仲良くして何かやる」で良いと思っている。「片麻痺を治す」という発想はほとんど消えかけている。片麻痺と折り合いをつけて、残された日々を意味のあるものにする。「何をやるか」を考えることに関心が向いている。あくまでもあきらめずに改善に向けて挑戦すべきだと言う人もいようが、その辺は、もう人生観の問題だ。

リタイアを決めた私は、リタイア後の人生を支障なく送ることができればそれでいい。具体的には、時々、旅行に出かけることでき、日常生活を楽しく送ることができればそれでいい。
もう生きてきた時間よりも残された時間が気になる年齢である。改善に向けて、ひたすら修行僧のようにリハビリをするのではなく、リハビリはもちろん継続的に行うが、振り当てる時間は限定し、その中で効果的に「スマートで楽しく」行うことにしている。他の事により多くの時間を当てたいのである。前向きに考えた結果がそうなのである。

若い人や仕事に復帰しなければならない30,40歳台の働き盛りの人と、向き合うスタンスが違う。生に対する思い入れが違うのだ。
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by satarou22 | 2004-08-19 12:06 | 片麻痺と仲良く