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脳出血で倒れてから5年半。片麻痺は個性の一部になったようだ。今は、老をいかに生きるかに焦点が移っている。


by satarou22

私の症状

障害の程度は、2種4級(左下肢機能障害4級、左上肢機能障害7級)である。軽い方であるが、日常生活をしたり仕事をしたりするには十分に支障があり、あえて数値化すると、何をするにも発症以前の3倍から5倍のつらさがある。
左足 
退院時には、装具なし杖歩行ができていた。現在は、杖なし歩行。階段も手すりさえあれば、昇降可能だ。が、寒い日などは、棒のようになりどうしてもつま先がひっかかりがちになる。足裏の緊張は相変わらず強く、歩行が楽になっているという感じはあまりない。
左手
軽いものなら、つかめるようになり、少しずつ、改善が見られている。
話し方
左の頬の筋肉がうまく作動しないので、前のように、よどみなく話せないが、ゆっくりなら、ほぼ問題なく、話すことができる。しかし、大声は出せなくなった。
話し方ではないが、どうしても、食事を、ぼろぼろ、こぼしてしまう。
その他
眼の機能が格段に落ちた。近眼が前より進むと同時に、一気に老眼になった。他に、羞明(光がまぶしくて仕方がない状態、これが今一番つらい、つば付き帽は必需品)で悩んでいる。メガネをを何度も作り変えた。脳出血との因果関係がどのくらいあるのか、わからない(医者に尋ねてもはっきり答えてくれない)が、あることは確かだろう。
頭の処理速度が極端に遅くなった。すぐにオーバーヒートを起こしてしまう。特に、計算が苦手になった。つり銭の計算するのも面倒くさいときがある。

私より障害の重い人のつらさがどのようなものか、あるいは、若い人の気持ち(無念さ等)がどのようなものかわからない。だから、そのような人達に対しては、何も言えないし、また言う資格もない。
by satarou22 | 2004-08-19 12:08 | 私の症状